Research ICT Trend

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13 Apr 2014 00:37公開

最近職場ではたまたまIT/ICTの新しい取り組みで、何か根本的な改善ができないかと話題になった。実はこの話題に非常に個人的な興味があるので、仕事以外でもずっと整理したかったので、下記のいくつ方向をまとめてみた。

課題の本質

IT/ICTはどのようにビジネスを影響するかと具体的な議論の前に、問題の本質を議論したい。

一見IT/ICTが根本的にビジネスの姿を変えたとみえるが、実際ビジネスのニーズは根っこのポジションにある。当然、新しいIT/ICT技術の進化で、10倍、100倍、そしてさらに高いのレバレッジの発生はありえる。進化にともなって、改めてニーズを整理して、新しい技術環境でなにができて、何ができないと見直すことは定期におこなうことが必要である。しかし、ビジネスのニーズ無きに、いくらIT/ICT技術の進化があっても、ビジネスには役に立たない。
IT/ICTの新技術誕生から、ビジネスの貢献を探るため、下記の手法は有効と考える。

  • IT/ICTのレイヤー整理し、ポジションによって、効果が異なる
  • 効果作用する分野によって、ビジネスに対する貢献が変わる
  • イノベーション的な考え方は重要である。

ここで、少し説明を加える。インターネット技術を例としてあげる(広すぎてあまりよい例ではないが)。

  • ネットワークレイヤーとコンテンツレイヤーに存在するものである。
  • ネットワークレイヤーはコミュニケーションに役に立つ。コンテンツレイヤーは資料の作成に役に立つ。
  • しかし、以上の二つの単独作用以外、幅広く総合のぶく作用を持っている。例えば、ネットワーク×コンテンツなら、新次元の口コミの書込みがあり得る。また、ネットワークのリアルタイム性が根本的に向上できたら、ビデオの放送ができる。などなど。

当然、まっ逆のギャップも難関である。ビジネスのニーズがあるが、IT/ICTの技術ではむりなら、結局実現することは困難になる。ここで、三つの解決道がある。

  • そもそもビジネスを変更して、この「できないこと」をビジネス条件と利用する
  • IT/ICT技術以外の方法で実現する。例えば、人間
  • クロスSWOTとしてみて、この難関なIT/ICT課題を解決できたら、必ずヒット商品が生まれる。

以上、簡単な議論だが、技術は萬能ではない。マーケットニーズがあってこそ、技術の応用が生まれてくる、は忘れてはいけない教訓である。

方向性

ツールの属性

IT/ICTはこれから数学、英語、あるいは金融、会計のように、一種のツールに過ぎないと思う。

計算からストレージ、そしてコミュニケーションへの進化

IT/ICTはコンピュータの技術が中心となっている。しかし、最初各武器シミュレーション用に作られたメインフレームコンピュータはオフィス機器のストレージに生まれ変わって、さらにコミュニケーションツールとしてなりつつである。

機器の融合

今までメインフレーム、小型コンピュータ、パソコン、ケータイ、モバイル機器、組込みデバイス、測量機器、家電など一般用品と、ジャンルはっきり分かれていた。これからどんどん融合していく方向がはっきりとする。

トレンドのヒント

モバイル化、一般機器化

最初のメインフレームコンピュータから、中型、小型ホスト機、それからデスクトップPC、ノートPCに進化してきた。そして、ユーザ端末として、近年のiPhone、モバイル技術でできてるiPadが大ヒット。Google社のAndroidモバイル機器や、Chromium-OSはまだ成長途上だが、これから世界を大きいな変化をもたらすであろう。さらに、これからPanasonic、Sony、Toshibaなど家電、AV機器メーカーはITとネットワーク化を強化していくため、そのままネットワークにつながる家電、AV機器は続々出てくるだろう。GEや日立など重電メーカーも、IBMとGoogleと一緒にスマートメーターを開発して、普及していく未来がみえている。

クラウドコンピューティング

公衆ネットワークの進化に伴って、クラウドに必要なセンター側の集中的なサービス生産と、品質よくクライアントに届くことが可能になった。これによって、ITサービスの地理制限が無くなった。

廉価なハード

Intel、ARMなどCPUのメーカー、Nvidia、AMDなどGPUのメーカー、QualComm、Motorola、Nokia、Samsungなど携帯プロセッサーのメーカー、Cisco、Huaweiなどネットワークプロセッサーのメーカー、Dell、ASUS、VIAなどPC端末、マザーボードのメーカーは成長で、お互いに領域を食い込んで、熾烈な競争を繰り広げている。これによって製品の交代が早くなり、価額が安くなった。また、製品の機能はどんどん広がっていく、もうどの種類とはっきり言えなくなっている。

オープンソース

オープンソースによって、従来大きな会社しか作れない大規模ソフトウェアは、中小企業・組織、さらに個人が作れるようになった。インターネットコミュニティーの活発は、さらにこのように社会に散在しているリソースを束ねて、成果としてまとめている。品質を高く要求してないニーズはこのような初期品質の低い製品に成長・鍛えのチャンスを与えた。このまま数年間の鍛えがあれば、やがってイノベーターズジレンマのクロスポイントがやってくる。だから、Linux、Apache、MySQL/PostgreSQL、Firefox、Asteriskなどオープンソフトがここまで成長できている。また、このトレンドにうまくのるように、各メジャー会社も中核ではないソフトウェアをオープンソース化、オープンソースで開発にした。例えば、OpenOffice.org、Eclipseなど、大きな影響力の持っているソフトウェアも誕生した。

従来と異なる費用体系の製品の流行

ユーザ自身が買わなくて利用するソフトウェアが流行になっている。サーバサイドの一般サービスや、PaaS、IaaS、SaaSなどサービスもあれば、ケータイと一緒にうる100円PCや、サポート料しか払わないソフトウェア、自分のデータプランに込みのサービス、さらにGoogleの広告で「ただ」に使えるソフトなど、消費者の支払い感覚を利用してシェアを拡大する手法がどんどん誕生している。

ビジネス活動に与える効果

ハードウェアの大量投入

ハードウェアの低価額化によって、予算に占めるファクターが低くなる。
また、予算許容の範囲では並列化が進む。また、分散処理などテクノロジーも盛んで行くんであろう。

ネットワーク重要度の向上

増々ネットワークなしにビジネスができない世界になる。よって、ネットワークの利用料は下がるが、品質の重要度と便利さの追求は進めていく。但し、この分野は世界共通の部分が多くて、オフショアの業者にBPOで運用を任せるパタンは多くなるのであろう。

基本ソフトの競争

  • OS

マイクロソフトの牙城とされている基礎ソフトWindowsはLinuxや、Chromium OSなど違う収益もでるの競争相手に攻められている。また、モバイルなどOSもAndroidや、iTune Store、Apps Storeなど統合されているAppleが優位になるのであろう。

  • Office

同じようにビジネスソフトOfficeはマイクロソフトの牙城とされている分野である。しかし近年オープンソフトとクラウド化によって、OpenOffice.orgとGoogle Docsにこの分野も崩されている。今のところユーザ利用習慣、セキュリティー、細かいレイアウトや、自動処理マクロの互換性などに、マイクロソフトに縛られてるユーザが多いが、時間に伴って、クロスポイントは到来であろう。クラウドソフトとローカルソフトの棲み分けの説もあるが、具体的な用途によって一部だけ置き換えできないであって、全体的なトレンドはこのような伝統な分野はオープンソースソフト+クラウドで崩されるのであろう。

ここで、アシストがOpenOffice.orgを導入する過程を説明する記事が公開されている。実務経験などが含まれているため、非常に有益な資料である。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070327/266526/?ST=oss&P=2
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050502/160384/

  • Database

Oracle、IBM、Sybase、Infomixなどの各社に長い時間にコントロールされていたデータベース分野は一旦MicrosoftがFoxbaseやSybaseソースの買収によって、侵食されていたが、今回MySQL、PostgreSQL、Berkley DBなどオープンソフトのデータベースに攻められている。
また、新技術として、OODB、XML DBなど新領域とCloud DB、省エネなど新しいテーマで、他のメジャー技術の世代交代に伴って、一緒に進めていくのであろう。

下流ユーザの参加

ICTの進化、ソフトウェアの進化とiPhoneのような機器インターフェースの改善で、受身とされていた下流ユーザがIT全体に参加するチャンスをもたらした。その結果として、絶大のパワーが現れた。

Web2.0の象徴であるUGM(ユーザ作成メディア、つまりBlog、Wiki)は主流のメディアに以上に活発になっている。

また、SNS、ケータイSNS、Twitterはエンドユーザに優しい制限を持っているため、従来記事書きづらいユーザでも、コンテンツを作成している。

SalesForceはクラウドで、中小会社や、ユーザ自身に、Force.comでアプリを作成している。

このように、増々主体は末端に移りつつである。

将来の行方

計算資源の過度利用

計算資源は並列処理で、さらに膨らんでいる。分子の壁にぶつかったとはいえ、モール法則に従って成長していくのであろう。すると今まで想像以上の計算資源が想像できない低価額で提供されているのは間違いない。

このような計算資源を利用して、DNAアルゴリズムなど、今までの考えられない過度に計算資源を利用して、普通な作業を行うことは想像できるのであろう。今言ったらまだもったいないと思われるかもしれないが、実は過去に軍事や、科学研究にしか使えないコンピュータを、メールや、文書作成に使われているのは同じであろう。

グローバルのクラウド

クラウドのポイントは地理の制限をなくしていると前に説明したが、実に地理の一番大きな制限は人であろう。このままクラウドが進むと、グローバルの人材は自動翻訳ツールを利用して、グローバルなサービスを提供できる。グローバルに人材が共有されて、最適な作業を最適な場所、最適な組織、最適な人が行っていくことはもう遠くない。

表現方法の変化

今までIT/ICTは入力、出力に多くのコストを掛けている。これから3Dや、生体表現、RFIDなどを利用して、さらに自動に人に合せてくれるITに進化しつつけるのだろう。

レーティング

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