DBA I

DBA基礎知識の研修

知識ポイント:

  • Oracleのアーキテクチャ
zu01.gif
図1 ORACLEデータベースは、インスタンスというメモリ群とデータベースというファイル群から構成される

 図1から分かることだが、ORACLEデータベースは「ORACLEインスタンス」と「ORACLEデータベース」から構成されている。「ORACLEインスタンス」はORACLEを機能させるための中心部分に当たるもので、「ORACLEデータベース」はOracleを構成するファイル群である。

  • Oracle DBMS:OracleインスタンスとOracleデータベースで構成されたデータベース管理システム(DBMS)
    • Oralceインスタンス(Instance)SGA共有メモリバックグランドプロセス(Background Processes)で構成されたオラクルランニング構造、ORACLE_SIDで識別されている
      • SGA (System Global Area)
        • 共有プール(shared pool): 直近に実行されたSQL文や、直近に使用されたデータディクショナリデータなどの情報を格納するメモリ構造
        • データベースバッファキャッシュ(buffer cache):直近に使用されたデータを格納するメモリ構造
        • REDOログバッファ(redolog buffer):データベースに対して行った変更履歴を登録するメモリ構造
        • ラージプール(オプション)(large pool):共有サーバーのセッション情報やI/Oスレーブ、バックアップ・リストア操作時に使用されるメモリ構造である。ラージプールがない場合はこれらの情報は共有プールに確保される。
        • Javaプール(オプション)(java pool):Java機能をインストールしたり、Javaプログラムを実行する際に必要なメモリ構造
      • 必須のバックグラウンドプロセス
        • DBWR/DBW0:データベースバッファキャッシュ上の変更されたデータをデータファイルに書き込むデータベースライター
        • LGWR:REDOログバッファに登録された変更履歴をオンラインREDOログファイルに記録するログライター
        • SMON:データベースのオープン時にデータベースの一貫性をチェックし、リカバリを開始するシステムモニタ
        • PMON:プロセスが正常終了しなかった場合にリソースを正常化するプロセスモニタ
        • CKPT:バッファキャッシュ内の変更内容がデータベースに記録される際に、データベースのステータス情報を更新するチェックポイント
    • Oracleデータベース(Database):オラクルファイル(或いはファイル同等のストレージ)で構成された情報永続格納構造、DB_NAMEで識別されている

zu1.gif
図2 OralceインスタンスとOracleデータベース

  • 領域管理

チェックポイント (Checkpoint)

See Also
DBA I